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ISOマネジメントシステムの価値
品質、環境、労働安全衛生、情報セキュリティなど、特定の領域をマネジメントするISOマネジメントシステム。しかし当社では、加えてトップ、マネージャー、メンバーの意識や価値判断基準を向上させる、組織の人材育成を後押しするものだとも考えています。それは単に知識・スキルとして、目標管理(方針管理)、プロセスアプローチ、内部監査などが習得できるということではなく、もっと高い次元で人が変わるということを意味しています。
ISOマネジメントシステムを導入する際は、ステイクホルダーを思考し、品質、環境、労働安全衛生、情報セキュリティなど、新しい観点から組織・経営・仕事をレビューすることになります。具体的には“どのような方針・目標で活動すれば利害関係者から尊敬されるのか”をISOマネジメントシステムをチェックポイントとして、組織・経営・仕事に問い掛けていくわけです。このプロセスが社会や組織と自分とを結び付け、組織・経営・仕事に意味付けを行い、またチーム経験・成功体験を通じて自信と変革力を強めていきます。つまり価値のある組織・経営・仕事が価値のあるメンバーを育てるわけです。このようなアプローチが人材育成を後押しするわけです。経営再建のための日産自動車のクロスファンクショナルチームや勝利へのこだわり・金メダルへのこだわりを持ち続けた北京オリンピックの女子ソフトボールチームも規模やジャンルこそ違いますが、同じようなアプローチを行い成功しています。
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誤った価値
“ISOを認証取得することで業績が向上する”、“ISOを認証取得しなければ業績が低下する”。こうした事情はキッカケにはなり得ますが、目的になることはあり得ません。もし目的に据えてしまえば人材育成はもちろん、ステイクホルダーに満足してもらうこともできなくなります。認証書にのみ価値が残り、ISOマネジメントシステムは完全にお荷物になってしまいます。 |
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マネジメント・アプローチ
ステイクホルダーを志向し人を育てる。そして人を育てステイクホルダーを志向する。この循環サイクルの中にISOマネジメントシステムの価値が宿るわけです。当社ではこのようなスピリットを持ち、クライアントと共に組織経営を進めていきます。 |
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