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経営問題の本質
グローバル化や少子高齢化などの社会経済の変化により、企業経営を取り巻く環境は年々厳しくなっています。間違いなく第一線で指揮をとっているトップやマネージャーであれば、業績責任との狭間で想像を絶する厳しさを全身で感じているはずです。経営問題のほとんどが新規性に突出しており、これまでの経験則が活用しにくいという点が特徴です。中には経営問題を過去に経験した類似問題と見誤るケースもあります。色んな意味で経営が難しくなっているわけです。しかし問題の本質は販売不振やコストの増加などではなく、自分たちの力で経営問題を解決していけない企業体質・能力にあります。これでは販売不振が解消されても、コストが抑制されても本当の意味で不安が解消されることはありません。 |
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自律分散協調型の経営
このような状況から脱出するには、メンバーの意識と行動パターンが変わらなければなりません。メンバー一人ひとりがビジョンや目標を志向しつつ、自分は何をやるべきなのか(役割と責任)を自発的に考え、チームとして協調的に問題へと取り組む。全員が経営環境の変化と経営資源に関心を持ち、問題の予兆あれば当事者として問題提起や改善策立案を行い、改善を進める。経営や仕事で大切なのは自己中心的な考えや行動ではなく、チームとしての“成長(学習)”と“成果”だと全員が信じている。そしてトップやマネージャーは自らの責任で意思決定を行うと共に、権限委譲やシステム構築などを進め、メンバーが機能的に動ける環境をつくり出す。こうした組織的な信頼関係が殺伐とした職場に自信、充実感、誇り、チームワークといった潤いを与え、より大きな“成長(学習)”と“成果”を生み出していきます(自律分散協調型の経営)。 |
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レバレッジ
経営環境の変化が激しく、経営課題が多様化、複雑化、同時多発化、突発化、潜在化している経営の最前線では、もはや自発分散協調的に機能しない組織自体が問題と化し、いかに“早く”そして“深く”この領域にメスを入れるかが競争力の鍵となります。当社ではこのようなスピリットを胸にクライアントと共に自律分散協調型の経営を志向しながら組織変革に取り組みます。 |
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